ゆうだい君の手紙

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内閣不信任案、否決。岩永です。



罵り合う大人達、黙り込む大人達、

子供達が見てるぜよ。。




5月18日の毎日小学生新聞に都内に住む小学6年生ゆうだい君(仮名)の手紙が掲載され、話題になりました。


同紙の3月27日付紙面に掲載された、元毎日新聞論説委員で経済ジャーナリスト・北村龍行氏が書いた、

「東電は人びとのことを考えているのか」というコラムに反論するものでした。


北村氏は、東電という会社が起こした原発事故が、日本社会に与えた影響の大きさをつづった後、自己処理につまずいていることを指摘し、その理由を、東電が地域独占で競争がなく、危機対応能力を磨く訓練を受けていなかったからだと書いた。



ーーーーーーーーーーーーーーーーー
(ココからゆうだい君の手紙。)



突然ですが、僕のお父さんは東電の社員です。

3月27日の日曜日の毎日小学生新聞の1面に、

「東電は人々のことを考えているか」

という見出しがありました。

元毎日新聞論説委員の北村龍行さんの「NEWSの窓」です。

読んでみて、無責任だ、と思いました。



みなさんの中には、

「言っている通りじゃないか。どこが無責任だ」

と思う人はいると思います。



たしかに、ほとんどは真実です。

ですが、最後の方に、

「危険もある原子力発電や、生活に欠かせない電気の供給をまかせていたことが、本当はとても危険なことだったのかもしれない」

と書いてありました。
 

そこが、無責任なのです。



原子力発電所を造ったのは誰でしょうか。

もちろん、東京電力です。

では、原子力発電所を造るきっかけをつくったのは誰でしょう。

それは、日本人、いや、世界中の人々です。

その中には、僕も、あなたも、北村龍行さんも入っています。



なぜ、そう言えるのかというと、こう考えたからです。

発電所を増やさなければならないのは、日本人が、夜遅くまでスーパーを開けたり、ゲームをしたり、無駄に電気を使ったからです。



さらに、発電所の中でも、原子力発電所を造らなければならなかったのは、地球温暖化を防ぐためです。

火力では二酸化炭素がでます。

水力では、ダムを造らなければならず、村が沈んだりします。

その点、原子力なら燃料も安定して手に入るし、二酸化炭素もでません。

そこで、原子力発電所を造ったわけですが、

その地球温暖化を進めたのは世界中の人々です。



そう考えていくと、原子力発電所を造ったのは、東電も含み、みんなであると言え、また、あの記事が無責任であるとも言えます。

さらに、あの記事だけでなく、みんなも無責任であるのです。



僕は、東電を過保護しすぎるかもしれません。

なので、こういう事態こそ、みんなで話し合ってきめるべきなのです。

そうすれば、なにかいい案が生まれてくるはずです。



あえてもう一度書きます。
ぼくは、みんなで話し合うことが大切だ、と言いたいのです。

そして、みんなでこの津波を乗りこえていきましょう。


(ゆうだい・小6・東京都)





 

2011年6月 2日 岩永 | コメント(0) | トラックバック(0)

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