2009.11.04
ちょっと難しいanthenカラーの話★
アンセムのカラーはケアを徹底しています。それは現在のヘアカラーは質感がとても重視されるようになっているからです。
では、どういうケアをしているのかをご紹介します。
まず根元の黒く伸びてきた部分、又は白髪が出てきた部分、(新生部)をパワーのある薬剤で染めていきます。
そして、元々明るい部分、染まっている部分(既染部)は、栄養が抜けてしまっているのでそのままだと過剰に反応し、色ムラ等になってしまいます。
そこでケラチン、コラーゲン、脂質などを高圧スチーム機で奥深くまで浸透させます。そして髪の強度を上げ、保水し、薬剤が均等に行き渡るようにします。そして既染部はパワーの弱いカラー剤をしダメージを最小限に抑え、ツヤ感、しっとり感、指通り等の質感をコントロールします。
(暖色系の場合はカラー剤にもコラーゲンを混ぜます。そうすると発色が良くなり暖色特有のしっとり潤う様な質感が出ます)
そしてシャンプーですが、カラー剤を流す前に乳化というものをします。
いきなりお湯をかけるとせっかく入れた染料や、栄養分が外に流れ出ようとします。それはお湯は濃度が低いからです。染料や栄養分は、濃度の低い方へ流れ出ようとします。
濃度を高くするためにシャンプーボールに貯めたお湯にケラチン、コラーゲン、脂質を溶かし、更にごく少量の染料剤を溶かします。そのお湯でまず髪を慣らし、完全発色させてからシャンプーをします。
カラーによるダメージの80%はシャンプー時に起きていると言われています。乳化はとても大切な作業なのです。
そしてシャンプー後。リンゴ酸、ヘマチン、脂質で残留アルカリを除去し、安定した状態に戻します。
美しいカラーヘアを続けていくにはここまで徹底したケアをしていかないといけません。
アンセムではいつもキレイな髪でいてもらえる為に、手間を惜しみません。
大変長くなってしまいましたが1人でも多くの人に見てもらえれば幸せです。