2011.04.28

カラーとヘナ

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宮田美香 アンセムで毛染めをされるお客様はほとんどが、アルカリの カラー
です。が、、よくヘナって何、とかどう違うの、とかヘナに変えた方がいいかな、とか聞いて下さる方が多いように思います。

このわかりにくい図ですが、、コレは髪一本を輪切りにした断面だと思ってください。

まず、、左、ヘナとは、インド原産のミソハギ科の植物の葉を乾燥させ、パウダー状にしたもの。ヘナは、髪の、タンパク質であるケラチンに強くからみつく性質を持ち、髪表面に皮膜を形成し、色がつき染毛する。トーンアップすることは出来ない。

右、お馴染み、カラーは、一剤と、二剤を混合。コレを塗布すると、カラーに含まれるアルカリ剤の働きで髪が膨潤し、表面にあるキューティクルを開き、髪の中の色素であるメラニン色素を減少。同時に色素を送り込み、発色させる。

簡単だけど、みてもらった通り、染まる原理が全然違うんですよ(^^)

効果としては、ヘナは、カラーと違い使用方法や髪質により染まりが悪い場合があります。しかし、かぶれや皮膚への染色が少なく、トリートメント効果を発揮します。弱った髪にツヤとコシを与えてくれるカラートリートメント剤といった感じです。

カラーは、アルカリ成分がダメージを引き起こします。しかし、発色と脱色が同時に行われるため、黒髪も明るく染められ、希望通りの色が出せます。色数の豊富さ、発色の良さではこの薬液にかなうものはありません。

アンセムでは、よほど、カラーが頭皮にあわない、色味や明るさは特に気にしない、ダメージさせないことを最優先に考える、といった場合ヘナをオススメしますが、そうではない場合、ヘナをオススメしていません。

カラーは科学的成分であるアルカリ剤が入っているのでダメージが発生しますが、コレできっちり毛染めし、なるべくダメージさせないようにし、前処理、中間処理、後処理でカラーの残留物を残さないようにして、次の日からもダメージを感じさせないようにすることは出来ます。

 

ある程度の明るさ、色味を持ってキレイに見せたいといった方が多いのでしょう。

わからない方、いつでも御相談下さいねーーー