2011.06.03

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みやた です。

さてさて、、

歴史に名を残す美女ともなると、美へのこだわりも並ではありません。。

古代エジプトの女王クレオパトラといえば、黒く艶やかなボブスタイルでおなじみですが、あの髪は、ヘナで染めていたのだとか。
また、棒に巻きつけた髪に、アルカリ性の粘土をつけて乾かし、パーマをかけていたという記録もあります。さすがは古代のファッションリーダー。

「雲鬢花顔金歩揺 やわらかな髪、花のような顔、歩くたびに金のかんざしが揺れる 」と、その美しさを詠われた楊貴妃の髪も、美しいことで有名。秋から翌春にかけてをきまって過ごしたという温泉地の城では、温泉の湯で髪を洗い、風になびかせながらブローしたといわれているらしいです。

歴代の美女のなかでも、髪へのこだわりナンバーワンといえば、なんといってもオーストリア皇后エリザベート。腰までのばした髪を、毎日三時間もかけて侍女たちに編み上げさせ、その途中一本でも髪が抜ければ激怒し、厳しく叱りつけたそうです。

さらに二週間に一度の洗髪は、まさに一日がかりで、侍女たち総出で、テーブルいっぱいに広げた髪を、それはそれは慎重に洗ったそうです。生卵30個とブランデーでつくる特製シャンプーで洗い、すすぎにはバラ水。最後は温めた布と温風で、丁寧に髪を乾かしたそうです。

日本でも昔から、美しい髪は美人の絶対条件。紫式部の「源氏物語」にも、髪にまつわる話がたくさんある。
髪の美しさで群を抜いていたのは末摘花の君だそうです。その美しさは光源氏も「これほど素晴らしい髪は見たことがない」と驚くほどだったとか。不遇で世間知らずで、しかもあまり美人ではなかった末摘花が玉の輿に乗れたのは、一途で純真な心と美しい髪のおかげだったと言われているそうです。

平安時代の女性の髪といえば、大垂髪といって、背丈ほどもある髪を後ろに垂らしたスタイル。このスタイルが変わるきっかけをつくったのが、江戸時代の出雲の阿国という女性。男性の役づくりのために結った若衆髷が評判となり、髪を結ことが女性たちのあいだで大流行したそうです。

その後は、時代の激動とともに髪型も大きく変化。日本髪ご洋風にアレンジされ始めた明治時代。ボブのモダンガールが登場した大正時代。アイドルが次々に流行を発信した昭和。そして、世界の流れを取り込み多様化した平成、といった具合に変化はどんどん加速していきます。

これほどまでに、ヘアスタイルが変化し話題になってきたのは、女性の髪に対する強い思い入れがあってこそ。いつの時代も「髪は女の命」自分らしいスタイルをみつけたいですね。

御相談、、大歓迎ですよー