2011.03.26

正義とは

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今日は早起きだったね、岩永です。

今更ですが、最近読んだ。マイケルサンデル氏の本です。

存在自体は知っていましたが、「哲学ねぇ」という感じであまり気が進まなかったのですが、読んで良かったと思いましたよ。

哲学の本なんてなかなか読む機会ないですからね。

でも哲学って生きる上で一番大切なことなんだと思ったし、たとえ仕事をする場合にも、物事を考えるときの根っこみたいなものにもなる。

最大多数の最大幸福という正義。

選択の自由の尊重という正義。

美徳を涵養することと共通善について判断するという正義。

正義の形にも色々ある。

内容的には、

1人を殺せば5人が助かる状況があったとしたら、あなたはその1人を殺すべきか?

金持ちに高い税金を課し、貧しい人々に再分配するのは公正なことだろうか?

前の世代が犯した過ちについて、私達に償いの義務はあるのだろうか?

つまるところこれらは、「正義」を巡る哲学の問題なのだ。

社会を生きる上で私たちが直面する、正解のない(にもかかわらず決断をせまられる)問題である。

哲学は、机上の空論では断じてない。

金融危機、経済格差、テロ、戦後補償といった、現代世界を覆う無数の困難の奥には、つねにこうした哲学 倫理の問題が潜んでいる。

この問題に向き合うことなしには、よい社会をつくり、そこで生きることはできない。

みたいな感じの内容。皆さんも是非!