2011.04.16

サンクスオマーン!

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ちょっといい話。岩永です。

オマーンの王族系企業が震災後、報道で南相馬市の被災を知り、浄水器700台と大型浄水装置14台を特別発注。

26億円の大量発注だそう。

義援金を送るのは時間がかかるためだそうで、しかも作った浄水器はそっちで使ってくれってことらしい。

コレを受けて自宅を失った従業員16人が家族と一緒に生活できるように、仙台市内に100人分の宿泊スペースを確保し、職を失った市民20人を新規雇用する予定だそうです。

こういう形の支援が最善なのだろうなと思いました。

働くということ、あるいは役割、または誰かの役に立つコト、必要とされるコト。

以前読んだ本で、障害者の方の雇用を、早くから実践していた企業の方が、障害を持った方がぎこちなく働く姿を見て、

「なぜ辛い思いをして、無理をしてまで働きたいと思うのかが最初は分からなかった」

と語っておられました。

それを知り合いの住職に話したところ、

「そりゃあんた、人間は誰かの役に立つコトが一番幸せだからだよ。人は皆、自分の存在を証明したいもんだよ」(うろ覚え…)

と言われ、迷いが無くなったと。

労働は被災者の方にとって今一番必要なことの一つなんだと思う。

あ、当たり前か。。