2011.05.09

民主主義とは

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爺さんは芝刈りに、婆さんは女らしく、それでいて大胆にいきました 。岩永です。

民主党の本質、そして自民党との違いを書いた、非常に興味深い記事を読んで、

その内容を私見を交えながら。

民主党は、目的が民意に沿うと決断したした場合には、民主的プロセスの中で法解釈を変え、あるいは情報を隠すコトにもためらいは無い。

そういう政党だと。

「民意に沿う」ことを、全力で、手段を問わずやる政党。

それが民主党なんだと。

そして、自民党は、民主に先立って自由を重んじる政党なんだと。

自民党は個々人の自由に介入する権力の行使にはためらいがある。

しかし、その自由こそが民主なんだと。

自民党は、権力を振りかざして何かをすることは稀です。

むしろ、飴と鞭なら、飴を多用して「本人の自発的意思」を導き出してから何かをやるというスタイルでやってきたと。

そして、自民党が鞭を振るう時、その相手は多くの場合、「自由」そのものを抑制された場合なんだと。

このように書くと、自民党は自由を尊重していて、民主党は独裁的でけしからんように見えますが、

実は、一般的な企業経営では当たり前の話。

いちいち全員のコンセンサス(意見の一致。合意。)をとっていたら、抜本的な改革は出来ないし、全員で同じ目的に進むことは出来ない。

時には、独善的と思われるほどの意思決定をし、無理矢理にでも全員の目を同じ方向へ向けさせるコトも必要なんだと。

民主的というのは、最終目的は社員の幸せであるのだから、

経営者がコレが正しいと思う決断をやり抜くことは、決して悪いコトではないんだと。

そうやって社員や株主を幸せにしてきたんだと。

だからこそ、あらゆるところでコンセンサスを取りにいく自民党の方法が限界にぶち当たり、

皆が自由、ワガママ放題を許したが故に、

皆の幸せを見失い、実現出来なくなり、民主党が政権についたのだとも言えるんだと。

まとめると、

両者の違いはあくまで手段であり、目的は国民の希望に沿うこと、そこに違いは無いと思われます。

そして、やはり企業経営と国家経済は違うと。

企業経営ならば、目的に合っていれば、違法で無い限りあらゆる手段が許される。(リストラや無駄なCO2を垂れ流すことなど。)

しかし、国家経営では、発生した弊害を外部に押し付けることは不可能です。

国民の首を切るわけにはいきません。

全部引き受けなければなりません。

そういうときに、合目的的であれば全てが免罪されるという企業経営との比較で全てを語ることには大きな問題があるんだと。

結局は、誰が、どの様な意思決定をするのかが重要なのであって、

その人の品格、正義感、倫理観、あらゆる人格が問われた上での揺るぎない意思決定が必要。ってコトか。

人の上に立つというのはそういうことなのかなと。

エエ、そりゃもちろん努力はしますけど、ねぇ。。