2011.05.21

田原総一朗

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「愚痴嫌う人って結構多いけど、愚痴も問題認識の発露と考えればそこまで悪いもんじゃないと思うんだよね。

ポイントは愚痴を単なる愚痴として終わらせないで、現実にそれを解決していくモチベーションに転換できるかどうかで。

愚痴言ったときに、それを自分で解決する気があるかどうかを意識するといいと思う。」(津田氏)同意。岩永です。

田原総一朗さんがベトナムで感じた、日本人としての「驚き」と「恥ずかしさ」を書かれた記事。

人には長所と短所があるのだから、

長所を伸ばし、短所を少しづつ改善していけばイイと。

国という単位であれ、それは変わらないのではないかと。。

ベトナムは今経済発展をとげていて、経済成長率は6.78%。

人口の半分こが30歳以下という、若くて活気あふれる新興国だそうです。

そして、男性も女性もほぼ例がいなく夜間の大学に通っている非常に勤勉で前向きな国民性なんだと。

そのベトナムで、日本企業30数社の支社長にさまざまな話を聞き、驚き、そして恥ずかしい思いもしたと。

東日本大震災の話になった時、田原さんは「日本政府な東電の対応の甘さや遅さが目立つ」と述べたそうです。

しかし、彼らの話す内容はまったく違っていたそうです。

ベトナムを拠点に、シンガポール、タイなど周辺諸国を仕事で訪れる彼らが聞くのは、各国が日本を見直し、賞賛する声だそうです。

これ程の災害を被っても、落ち着いて行動し、自ら秩序をつくる日本は、

「今後、必ず成長するに違いない」

と言われているそうです。

こういう話を聞かされ、日本政府や東電の批判ばかりしている自分を非常に恥ずかしく思ったと。

多くの日本人は自分の国をけなしたり、過小評価や批判を繰り返したりしている。

批判する方が良心的であり、知的レベルが高いと私たちは誤解しているのではないかと。

もう少し素直に、日本人であることに誇りを持ち、自信を持つべきではないか。

日本人は世界に対して「日本はだめな国です」と卑下する傾向にある。

それは少し過剰なのではないかと。

そう感じたのは、ベトナムの人たちの強い向上心やまっすぐに前進する気持ち、すなわち日本人が失いつつあるものに触れたためかもしれないと。