2011.05.22
洞察力の磨き方
アンコール遺跡にあるタ・プローム寺院を飲み込むように侵食していったガジュマルの木。岩永です。
答えは人に教えてもらうものではなく、自分の頭で考え、自分で検証し、勇気を持って実行するコト。
その気になれば、誰でも身に付くものなのか。
洞察力欲しい。。
[大前賢一の著書に学ぶ「洞察力の磨き方」]
『何が正しいのか分からないという状態に平然と耐え、チャレンジした先にこそ答えがある。
自分だけではなく、誰も答えが分からない物事に対して、自分で仮説を立てて立証していく「勇気」と「しつこさ」を持つ…。
これが21世紀を勝ち残るうえで、個人にも集団にも最も必要な能力だ。』
『教えてもらう「答え」は、実に狭い範囲の答えであることが多い。
鍵と錠前のような関係で、異分野への適応が難しい。
だから「答えを見つける」能力ではなく「答えを考える能力」を磨く必要がある。
そうすれば、どこから何の問題を与えられても、じっくり取り組めばいずれ答えに辿り着くことができる。』
『なまじ知っていることが書いてあると、それを確認しただけで頭の動きは止まってしまう。
じつは「理解した」と思うことが、人間にとってはもっとも危険な状態なのである。』
『複雑にからまりあった出来事にどう対処するかという時、質問することによって初めて、そこに横たわる根本的な問題が明らかになります。
そのうえで進むべき方向がわかります。
「これって、どういうことなの?」という質問から、全てが始まります。』
『途中で間違いに気づいたならば、すべてを白紙の状態にして、違う仮説に立ってゼロから考え直さなければなりません。
ところが、「知的に怠惰」な人間は、このオールクリアができません。
失敗を恐れるから、自分の間違いを認めようとしないのです。
素直に自分の間違いを認めることが、「知的に怠惰でない」ということなのです。』
『自分の足で歩き回る時に最も重要なのは、自分はこういう視点で見てこよう、というスタンスを決めたうえで、先入観を払ふっしょく拭してニュートラルな気持ちで行くことだ。
松下幸之助さんがいうところの「とらわれない素直な心」が、真実を知る何よりも大切な心構えなのである。』