2011.06.22

モヒカンについて

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外国人がレゴで作ったジブリ作品「宮崎トピア」が秀逸。岩永です。

以前にも書いた堀江貴文氏の「収監」についてのことであります。

堀江氏が正しいとか言っているのではなく、好き嫌いの問題でもなく、

その背景にあるものが気持ち悪いし、感情論ではいろいろと見えにくくなるのではと。

かなり深い「病み」があるようで、なんだかとても恐ろしく感じるワケです。

コレはヤバイなと、僕はけっこう思うのです。

『堀江氏の「収監報道」について』(脇田栄一)

ホリエモンこと堀江貴文氏が、モヒカンで東京高検に出頭した様子がちょっとした波紋を呼んだらしい。

ワイドショーレベルのコメントだと、モヒカンが似合わないとか、やはりその程度の評論しかできないようだ。

堀江氏はダイエットや読書等、刑務所内での過ごし方を語り、

「反省や後悔ばかりを考えるのは良くない」

と語ったという。

この発言をTVレベルでは、

「不謹慎」

と評価をし、

「自分の事しか考えていない」「スター気取り」

などと報道したらしい。

 
要するに、TVマスコミの論評など所詮そんなもので、その辺のオバサン達(失礼)が集まって話しているような事しか言っていない事になる。

周知の通りTVマスコミは「見た目の印象」だけを採り上げ、その背後にある事実の追及という本来の役割を全く果たしていない。

事実や人権無視の中傷攻撃は、TVマスコミの「唯一の取り柄」になる。

なぜ、

「罪状と量刑が不適合なので、判決に対する徹底抗戦(堀江氏)なのではないか」

というマトモなコメントが聞けないのか? 「モヒカン」にしても友人から勧められて後悔している、といった事実は一部の報道からしか拾えない状態だ。

Tシャツの中にあった企業名の数々は、堀江氏より「重刑」に当たる企業名が連なっており、尚且つ、それら企業を差し引いたとしても、彼の行為が本当に「2年6月」という実刑に当たるのか? 

「判決に対する敬意が欠けている」

といったコメントも目にした訳だが、彼自身が冤罪だと思っている判決に対して、彼が敬意を払うはずも無い。

彼自身が判決を不服とし、今現在も徹底抗戦と言っている訳であって、受刑生活を「ダイエット」に充てるのは、

「歪んだ司法」

に対する彼自身の当て付けだ。

TVマスコミは、通行人の「スター気取り」なんてコメントを取り上げて、視聴者をどこへリードしようとしているのか? 
相変わらず重要部分に言及せずに、髪型がどうのとか痛々しいとかバカな事ばかり言っている。

「感情優先の司法」

に対する、敢えてフザけたパフォーマンスと報道するメディアはいないのか?

自分が言いたいのは、社会に影響力のある人物だからこそ客観的に評価しろ、というものだ。 
日本は法治国家。

最近も冤罪事件が社会問題になっている。 

歪んだ司法を糾弾する姿勢の方がよほど重要だろう。

受刑者自身が自分なりのパフォーマンスでそれを示した、という事になる。