2011.07.06
正負の法則
ガガ、徹子の部屋出演をレゴで再現(なんでレゴだし…)岩永です。
辛いなぁ、と感じている時も同じ位の幸せがあって、その逆もあって、
どんな時も、幸せと不幸せの量は同じってことか。
『幸せを求めて、不幸せになるのはどうして?「正負の法則」』(earth in usより)
「人生の目的とはなんだろう?」
だれでも一度は考えたことがあるむずかしい問題です。
私も思春期のころから、この問題に悩まされてきました。
そして、一応、答えらしきものにたどり着きました。
人生の目的とは:
人生から苦しみをなくすこと。
そしてすべてを楽しみに変えること。
そのために、私は成功することを目的に生きる。
なんだかそれらしい感じはする。
でも、幸せや成功をもとめて努力するたびに、キツい試練にぶつかって、安心できる日々が遠のいていってしまうのはどうしてだろう?
だれでも小さな成功をおさめたことがあります。
成功は気持ちがいいものです。
しかし、成功をもとめてチャレンジをすることで、人生が苦しみだらけになってしまうこともあります。
受験もそうだったかもしれないし、就職活動もそうだったかもしれないし、今の仕事や人間関係もそうかもしれません。
また、成功することで、自分が苦しめられてしまうことも多いものです。
調子にのって大失敗することはもちろん、次は失敗するんじゃないかと恐れてしまうこともあります。
また、人間関係や利害関係が複雑化したりして、途方にくれた夜もあることでしょう。
まさに幸せをもとめて、不幸せになっている状態です。
いったい、どうすればいいのでしょうか?
思えば私は
「成功しても苦しみが減るわけではなさそうだ」
と思う場面もたくさんみてきました。
先日のマイケル・ジャクソンの命日にも、そう感じました。
彼は成功した。
成功したけど、生きている間は、まわりに魑魅魍魎のような人たちがむらがっていました。
どうしてあんなことが起きた?
身のほど知らずだった?
悪いことをした?
いや、どう考えてもマイケル・ジャクソンは純粋な気持ちで音楽をやっていた。
それなのに、ああいう人たちが現れるのはどうしてだろう?
どんな成功者にも、苦悩はありそうだ。
この問題をクリアにしてくれたのが、ジョン・ティマティーニ博士の
「正負の法則・一緒で人生の答えが見つかる」
でした。
彼はいっているのは、(かいつまむと)こういうことだ。
すべての物ごとには、必ず二つの側面 -陰と陽 -がある。
そして、その二つの側面は、常に「同時に」私たちの目の前に現れている
(これを「正負の法則」という)。
たとえば、試練と支援、問題と解決策、自信過剰と自己卑下、希望と絶望、ワクワクと恐怖、称賛とこき下ろし、などが同時に訪れている。
私たちはたいてい、どちらか片一方に偏っていて、そこしか見えていない。
ポジティブな時は、ネガティブなものを見落としてしまうし、ネガティブな時は、ポジティブなものなんて、ちっとも目に入ってこない、というように。
しかし大事なのは、その同時に来た二つを、両方50%:50%で受け入れ、自分のなかに受け入れていくことだという。
これは一見、
「うれしかったら、身を引きしめろ。苦しかったら、ポジティブなことを見つけろ。」
というどこかで聞いたようなアドバイスとも取れる。
しかし、本質はもう少し深い。
これは人生の目的にも関わってくる大事なことだ。
実は、人生の目的は
「人生から苦しみをなくすこと。そしてすべてを楽しみに変えること」ではない。
人生の目的は
「どんな状況でも、心穏やかな愛情にあふれた状態でいること」だ。
いつでもその状態でいることができたら、何が起きても幸せだ。
いつでもブレずに感謝していられる。どんなに明るい時でも、気を抜いたりエゴイスティックになったりせず謙虚に落ち着き、前にすすめる。
また、どんなに暗い時でも絶望したりあきらめたりせずに、自分とまわりの人を鼓舞したり、幸せを届けたりすることができる。
どちらかに偏った生き方をしていると、そうはいかない。
「正負の法則」を意識してものごとを受け入れることで、何ごととも戦わずして、中和して生きていけるようになる。
マイナスに大きく触れたら、その触れた分だけプラスの恩恵が隠されていることを知らなければいけない。
プラスに大きく触れたら、その分だけ、気持ちを整えて曇りないスタンスで次に望まないといけない。
あなたのいる反対の面に隠れていたものを発見して、二つを統合できたとき、次なる飛躍がまっている。