2010.01.14
モウリーニョの流儀
イタリア セリアAの監督 ジョゼ・モウリーニョです。
おそらく世界で最も有名なサッカー監督です。
僕はこの人が大好きです。
率いたチームを必ずリーグ優勝させ、一躍サッカー界の風雲児となった。彼ほど結果を出す監督はなかなかいません。
しかし、それ以上に彼の強烈なキャラクターがメディアを強く惹きつけてしまう。
モウリーニョは毒を吐くことで有名ですが、彼の発言を冷静に理解すれば大抵は納得のいくものです。
たまに、言い過ぎだろ。ということもありますが、メディアの興味を自分に向け、選手を守るためだとも言われています。
そして、自分の教え子達、選手からこれ程愛されている監督は珍しい。
彼はインテリで頭が良く、常に冷静で、ある種冷徹といった印象を持たれることもあります。
が、彼はただ自分に正直で、曲がったことがキライで、自らに厳しいルールを課した、とても真っ直ぐで、人一倍熱く、正義感の強い人なのではないかと思います。
だから、バッシングを受けるだろうとわかっていても、曲がった人間を許すことができず、正義を貫いてしまうのでしょう。
それが正しいのかどうかはひとそれぞれの判断だと思います。彼には人からの評価などはどうでも良いのだと思います。
しかし、これ程真っ直ぐに自分の正義を貫き、もがき苦しんでいる人は滅多にいません。もっと楽に生きればいいのにと自分でも思っているんじゃないでしょうか。
こんな不器用なモウリーニョはとても純粋で、愛すべき人だと思います。