2011.09.09
シリコンについて
地球のものとは思えない緑のモコモコした植物「ヤレータ」。岩永です。
「シリコンって髪に悪いんですよね?」
という質問を度々されるので、少しシリコーン(正確にはシリコンではなくシリコーン)について書いておきます。
結果から言うと、
「シリコーンは髪に悪くないです」
シリコーンは単に、髪の表面に吸着し、摩擦係数を下げるものです。
分かりやすく言うと、強力なリンスみたいなもんで、外気や摩擦から髪を守ってくれたり、手触りが良くなり、まとまりを良くしてくれます。
ただ、どんなものでもそうですが、程度の問題はあります。
シリコーンが多過ぎるヘアケア剤を使っていると、パーマやカラーが作用し難くなったり(これも大した問題ではない)、不自然なツヤになったり、毛先が硬くなってきたりします。
反対にダメージヘアに対し、シリコーンが全くない状態になると当然髪はガサガサとしてきます。
最近はノンシリコンシャンプーや、オーガニック製品なるものが増えてきていますが、ダメージヘアに対してはあまり有効ではないと思います。
オーガニック製品が有効なのは、パーマもカラーもしていない自然のままの髪に対してであり、ダメージヘアに対してではないということです。
そもそも、オーガニックとは、「パーマもカラーもしない」ということ、「元からまず傷めないようにしよう」ということです。
それはそれで素晴らしいと思いますし、決してオーガニックを否定する訳ではなく、
「とにかくオーガニックだから良い」みたいな感じがちょっと多過ぎるかなと思うのです。
すでに科学的にダメージした髪には、科学的に対処していくと考える方が自然ではないでしょうか。
なので、シリコーンを悪者扱いしないであげてほしいという訳です、これはもう冤罪レベルだと。。
どんなものでも良否両面があり、どんな栄養だって偏って取りすぎるとかえって毒になるわけですから、シリコーンも同じで、うまく使えば髪にとってとても強い味方です。
アンセムでは、ダメージヘアにはむしろシリコーンは必要だと考えます。
「極力ダメージを避けながら、女性らしくパーマやカラーを楽しんで頂きたい、その為には科学的アプローチは必須だよね。」
というのがアンセムの考え方です。