2011.10.04
非常識
おかきと物々交換で買わされた肖像画。。岩永です。
”最近若者の国語力がヤバい”みたいな記事をよく見るけど、”国語力”の問題だけじゃないのかなぁと感じる、東電が原発被害者に送った損害賠償請求の申請書の際の挨拶文。
始まりの言葉が
「ご被害者のみなさまへ」
だったそう。
しかも、被害者が記入する請求書が60ページもあり、これを156ページにも及ぶ説明書を参照しながら記載していく煩雑な様式になっていたという。
普通に考えればおかしいと気付くことなのになぜそうなってしまうのか?
多分東電では、顧客は”お客様”ではなく”利用者”という感覚になっているのかと思う。
自分たちの行うサービスの質を磨き、価値を理解して頂いて、またもう一度利用して頂こう。
という商いの最も基本的な部分が抜け落ちているのだからそういう感覚になるのも致し方のないことなのかも知れないと思ったり。
でも、自分では気付いてない非常識って誰にでも当てはまることなので、自分も色々見直そう。。
【「ご被害者のみなさまへ」と送った東電の言語感覚 慇懃無礼化する社会を象徴する企業体質】