2010.05.23

ラブビート

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歌でなく、メロディーでもなく、「音」。

 

そんな形容がよく似合う、砂原 良徳の「LOVE  BEAT」。

 

歌のない音楽って色々ありますよね。クラシックとかもそうだし。でもそういうのとはまたちょっと違った音楽、メロディーじゃない「音」の音楽。

 

一音一音が必然であるかのような音楽。隙間に現われる一瞬の無音さえもなくてはならないものだと思えるような音楽。

 

そう。それは海のような音楽。イヤ、地球のような音楽。イヤイヤ、宇宙のような音楽だ。

 

音楽って、アートと呼ばれるジャンルの中で最も身近なもので、最も実利的で威力のある表現だと思うのですよ。

 

ピカソは世界を変えられないが、ジョン・レノンは人々を行動へと導くことが出来たと思うのですよ。

 

音楽はやっぱ素晴らしいですよ。

 

しかし、素晴らしい音楽を聴くには一定のスキルが必要です。耳を鍛える訓練が必要です。

 

甘やかすと耳はすぐに腐っちゃいます。

 

「LOVE  BEAT」は、耳を甘やかさなかった人だけに届く音楽。

 

BEAT、それは「続いていく」ということを意味しない。

 

BEAT、それは「続けていく」ということ。意志と行動を加えることで生み出される責任。

 

それは時間を、世界を、進化を、我々の理性と感情と行動で、制御していくこと。