2009.10.23
立派な人になりたい
お店をはじめるにあたって一応経営者になるわけですから、経営の勉強をしなきゃならんと思い、経営についての色々な本を読む様になりました。
その中で僕が一番感銘を受けたのが、京セラ、KDDIを創業された稲盛 和夫大先生の「生き方」です。
内容は経営の事というよりは、人間としてどう生きるべきなのかということを、ご自身の経験をもとに説かれています。
稲盛大先生は、経営においても
「人として正しいことを追求する」
という単純な、それゆえ筋の通った原理を指針に据え、守るべき判断基準としてきたそうです。
「経営を、人生を成功に導いていくのは才能よりも熱意であり、人としての正しい考え方なのですよ」
というとてもシンプルな教えなのです。「自分の中に哲学を確立する事が迷ったときの道しるべとなり、どの道を選び、どう行動すればいいのかという判断基準となる。」という至極当然のものです。
しかし、実践するには当然、強い意志と、努力が必要でしょう。日々実践してこられた大先生は、尊敬すべき人であり、とてもやさしい方なのだと思います。僕も少しでも立派なやさしい人にならんといかんなあと思いました。
あと「やさしい」という言葉ってとても曖昧な言葉ですよね。僕は「やさしい」をこう定義します。
「弱い心から生まれ、強い意志によって実行される」
つまりやさしさとは、常に痛みを伴い、弱い心を奮い立たせ、しぼりだす様にして生まれてくる、とても崇高で美しい感情なのだと思っています。だから僕は全然やさしくありません。いつかやさしい人になれますように★