2010.11.04
商人道
どうも、どんな時も冷静沈着。岩永です。
最近読んだ本です。
今こそ「商い」の原点に立ち戻るべき時代ではないか?
みたいな内容です。
本書では、「商売」と「ビジネス」を異なったものと捉えています。
「ビジネス」の目的は、レバレッジという言葉に表わされるように、少ない元手でより多くの利益を上げるか、シェアを拡大し続けていくかなど、結局、いかなる手段を講じても企業として成長をし続けられるかにあります。
一方、「商売」においても、やはり利益は上げなくてはなりません。
しかし、こちらは利益、即ち儲けを出す以上に大切にする価値観がそんざいします。
「売り手よし、買い手よし、世間よし」という、いわゆる「三方よし」の考え方です。
「売り手よし」とは「儲けを出すことで、従業員が、幸せになる」という意味です。
そして「買い手よし」、つまり「お客様が満足」し、その上「世間よし」、つまり「自らの商売が世の中の人達まで幸せにしなければならない」という精神を表している言葉なのです。
この本が伝えたいことはほぼ全て、以上の内容で事足ります。
そしてアンセムが最も大切にしなければならないことでもあります。
初心を忘れないことが大事だとよく言われますが、それがなかなか難しい。
だからこそアンセムスタッフにとってのコンセプトは「当たり前のことを当たりまえに」なのです。やっぱそれが一番難しい。