2011.01.21

日本でいちばん大切にしたい病院

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今日はカタール戦やし。岩永です。

「日本でいちばん大切にしたい会社」から。

多くの病院が医師不足、赤字経営で苦しむなか、沢山の患者さんが「もう一度入院したくなる病院」と感想を抱く総合病院があります。

医療法人鉄焦会亀田総合病院です。

「亀田メディカルセンターの使命」という小冊子には、次のように記されています。

われわれは、すべての人々の幸福に貢献するために愛の心をもって、常に最高水準の医療を提供し続けることを使命とする。

患者さまのためにすべてを優先して貢献すること

職員全員とその間をつなぐ信頼

固定観念にとらわれないチャレンジ精神

そうした使命に基づき、他の病院では考えられないような価値を追求されています。

三階の総合周産母子医療センターには、赤ちゃんに向けられた天井カメラがあります。

コレは監視用ではなく、

お母さんが退院したのに赤ちゃんが退院できないというご家族の方が24時間見守ることができるという家族の方のためのモニターなんだそうです。

そして最もサービスが充実しているといわれる女性専用フロアには、

ビューティーサロンとリラクゼーションサロンがあり、ネイルトリートメントやフットマッサージ、アロママッサージがうけられたり、

治療で髪が抜けたり体型が変わってしまった方のために、メディカルウィッグや補正下着の無料カウンセリングなどもあるそうです。

又、個室にはベッドサイド端末があり、テレビ機能、マルチメディア機能、インターネット機能がありそのパネルだけでほとんどのサービスを受けられます。

もうホテルのようですが、この病院のモットーは「ALWAYS YES」つまり「絶対にNOといわない」ことだそうです。

そこで、それを可能にするのが「ホテルのような病院」の構想だったのです。

普通の病院では、霊安室は他の患者さんの目の届かない地下や奥まった場所にあります。

しかし亀田総合病院の霊安室は見晴らしのいい最上階にあります。その理由は

「ここが天国に一番近い場所」だからだそうです。

そしてこの志の高い病院には当然志高い優秀な医師が集まってきます。

志の高い医師が一番恐れることが、最新の医療事情に遅れをとることだそうです。

「給料がイイ」ではなく、自分自身が切磋琢磨でき、本当に患者の役に立ちたいという熱い使命感を持った集まってくるのです。

当然、医療設備だけでなく、福利厚生にも力を入れているそうです。

亀田病院長に「院長が最も重視している仕事、役割は何ですか?」と質問したところ、

「私が一番多くの時間を割いている仕事、いちばん大切に思っている仕事は、医師や看護師をはじめとした、病院スタッフの命と生活を守ることです」

と即座に答えたそうです。

素晴らしい。でも、長くなり過ぎたよね。疲れたし。。