2012.04.14

てんかん報道

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赤丸のサイズは同じ。岩永です。

 

 

 

 

祇園での事件で加害者が「てんかん」であったということが大きくクローズアップされていることへの警笛としての記事。

 

 

結局、事件当時には発作による意識障害は無かったと判断された。

 

 

しかし、この一連の報道により「てんかん患者は危険である」といった印象をすくなからぬ人々に与えてしまったのではないか?と。

 

 

 

現在、てんかん患者の人口比は100人に1人。決して少ない数では無く、その多くが薬によって発作を抑えられる。

 

 

そして、総交通事故数に占める「てんかん発作が原因と疑われる」事故の割合は0.01%。

 

 

いまだにてんかんであることが知られたことで、就職ができなかったり、解雇されるのは珍しくないのだと。

 

 

仮に職業上の不利益を被らなかったとしても、あざ笑われたり、特殊な目で見られることを患者は恐れているのだと。

 

 

 

 

7人が死亡するという痛ましく悲しい事故、冷静さを欠いた報道によってさらなる被害が出なければいいなと思う。

 

 

 

 

【「てんかん報道(特に、報道関係者のかたへ)|てんかん(癲癇)と生きる